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エンディングノートの簡単な書き方とは?②遺品について

自分に万一のことがあったとき、家族に迷惑がかからないようにとエンディングノート(終活ノート)を書く方が増えています。でも実際にエンディングノートを書こうとしたら、書き方もわからずに記入することの多さに挫折してしまったという方も多いですよね。

エンディングノートが大切だということはわかっていても、いざ自分の名前や住所、さらには卒業した学校などを書く欄を目にすると「これでは終活というより就活では…」と思い、やる気がなくなってしまったというケースもあります。
細かく書けば書くほど役立つことが増えるエンディングノートですが、そもそも書き方がよくわからないし、どうしてこんなことまで書くのか意味がわからないというご意見もあるでしょう。

そこでこの連載では、書こうとしたのに挫折してしまった方や、書いてみるぞと気合十分な方に向けて、エンディングノートの簡単な書き方についてお伝えしていきます。
今回は遺品について書いていきましょう。遺品といっても、ここでは貯金や不動産のような財産ではなく、形見になるようなものを指します。

※前回記事は「エンディングノートの簡単な書き方とは?①葬儀について

MEMO

エンディングノートには法的効力はありませんので、遺品の中でも財産になるような物は遺言書を作成して管理しましょう。

挫折しない書き方のポイント

目次を見て「こんなにたくさん書くのは無理だ!」と思った方は、次の順に書き進めることをオススメします。

必ず書いておきたいことを書く
        ↓
②基本的に書いておきたいことを書く
        ↓
③できれば書いておきたいことを書く

エンディングノートの書き方にルールはありませんが、とにかく書くことがたくさんあるのでいくつかに分けてご説明していきます。

必ず書いておきたいこと

まず、これだけはないとご家族が困るということを、書いていきましょう。あなたがいなくなった後に、身の回りにあった物をどのように扱えばいいかをきちんと決めておけば、余計な心配がなくなりますしご家族の負担も減りますよね。

遺品整理の生前予約

遺品整理の生前予約がある場合は、会社名と電話番号を書き、契約書や見積書を貼っておきます。費用を支払い済みかどうかも忘れずに書きましょう。予約がない場合でも「ない」と書いておくと安心です。

近年、終活ブームの影響で生前整理をされる方が大変増えてきました。遺品整理会社に見積もりをとったら、思っていたよりも遺品の整理費用がかかることがわかって、慌てて「生前整理」や「断捨離」を始めたという方も多いのではないでしょうか。

遺品整理の生前予約をされる方はまだそれほど多くはありませんが、中には予約して費用を支払ってから10年後に亡くなった方もいらっしゃいます。契約したときよりも遺品の量が増えていたり物価が変わったりしている場合は、追加料金がかかることもあります。

MEMO

遺品整理を専門の会社に頼むと、遺品の処分と同時に供養をしてくれるところもあります。業者によっては、骨董品やリサイクル品の買い取りサービスを行っているところもありますので、信頼できる業者を見つけることが大切です。

ペット

動物と仲良く暮らしている方にとって、ご自身が亡くなった後のペットがどうなってしまうのかは、とても気がかりなことですよね。ペットの幸せのため、ご自分の安心のために、ペットについての情報を残すことは非常に重要です。

ここでは次のようなことを書きます。

  • ペットの名前と年齢(誕生日)
  • かかりつけの獣医(病院名、電話番号、診察券)
  • かかりつけのトリミング店など、よく行く店
  • 食事の回数と量
  • いつも食べているエサ、与えてはいけないエサ
  • 好きな食べ物、嫌いな食べ物
  • 好きなこと、嫌いなこと
  • 生活パターン(起床、就寝、食事、散歩の時間など)
  • 生活上の注意、クセなどの特徴
  • ペット引取先の名前と連絡先(家族が飼えない場合)

動物は人間と違って、希望や不満を口に出すことができません。持病のせいで、生活上の注意が必要なペットもいるでしょう。ただでさえ飼い主である人間を失ったペットは、大きなストレスにさらされることになりますので、自分がいなくなった後のケアはしっかりしてあげましょう。

ご家族がそのまま飼う場合はあまり問題がないかもしれませんが、引き取り先が見つかっているときは、その引取先の名前と連絡先なども書いておきます。どこにも行き先がないと、最悪の場合処分されるようなこともありますので、ペットのことは生前にきちんと決めておきたいですよね。

MEMO

ペットの様子を綴った日記を書いてみると、何気ない日常が楽しいものに感じられますし、貴重な情報にもなりますのでオススメです。

解約の手続き

クレジットカード、スマホ、携帯電話などの解約について書きます。契約している会社やその電話番号はもちろんのこと、契約書を貼り付けておけば解約がスムーズに進むでしょう。

スマホや携帯電話は使っていなくても契約しているだけで料金が発生しますし、クレジットカードはカード番号を盗まれて買い物に使われる可能性もあります。つまりこういった「持っているだけで料金がかかる物」や「財布と同じように使える物」はご本人が亡くなった後は、一刻も早く解約した方がいいのです。

MEMO

近年では、解約の手続きをインターネットで手軽にできるところも増えてきました。解約のために必要となるIDやパスワードなどの情報も書いておくと、簡単に解約ができることもあります。しかしIDやパスワードなどの個人情報が流失すると、多大な損害を招くことがあるので管理は厳重に行いましょう。

基本的に書いておきたいこと

次に、ご家族が生活していく上で継続しなければならないことや遺品の行方について書いていきましょう。あなたが亡くなった後に身の回りの物をスムーズに整理できるように、できるだけ具体的に情報を残します。

銀行口座の自動引き落とし

銀行口座から自動で引き落とされる料金などの情報を書きます。引き落とされる口座、日付、おおよその金額、契約状態、連絡先などを書きます。それから解約するものは解約して、引き続き契約しておくものは、引き落とし口座を変更するなど手続きします。

電気、ガス、水道などの公共料金はもちろんのこと、家賃の引き落としについても忘れずに書きます。それから口座から自動引き落としではなく、月謝など手渡しで支払っているものについても書いておくと手続きがスムーズに進みます。

各種IDとパスワード

契約の確認、変更などに必要なIDとパスワードを書きます。近年、さまざまな契約にIDとパスワードを設定することが必須となってきました。しかしお金に関わるような重要なIDやパスワードを書き残すことは危険なので、どの情報を書くかはよく考えましょう。

MEMO

IDやパスワードなどの個人情報が流失すると、多大な損害を招くことがありますので、管理は厳重に行いましょう。パスワードはそのまま書かずに、家族だけにわかる情報をパスワードとしてヒントだけ書いておくのも流失のリスクを減らす一つの方法です。

形見分けとメッセージ

形見として渡す品物、保管場所、渡したい相手の連絡先、相手へのメッセージを書きます。宝石など高額な物は遺産となってしまうのでここでは書かずに、お金に換えられない大切な物についての情報を残します。

ご家族に思い入れのある物をゆずりたいというのはもちろんのこと、たとえば同じ趣味の友だちに作品や道具をゆずるなど、そのままでは不要物として処分されてしまうような物も、特定の人たちにとっては必要な物になることがあります

価値ある品物(宝物)

価値ある品物とおおよその金額、査定できる業者などの連絡先を書きます。財産とまではいかなくても、実は価値がある品物をコレクションしている人はいらっしゃいますよね。こういった品物は一般の業者が引き取ると処分費用を取られますが、専門業者であれば高値がつくことがあります。

大切にしているコレクションなどは、専門的な知識がなければ価値が伝わらない物ですので、きちんと査定してくれる業者の連絡先や、わからないことを聞ける同じ趣味の友だちの連絡先などを書いておくと便利です。

こういった「自分にしかわからない情報」を残しておけば、ご家族がその物の価値をわからずにゴミとして処分することを防げますし、価値が伝わればそのまま形見として大切に置いておくという判断をするかもしれません。

遺品の寄付とリサイクル

遺品のうち、寄付やリサイクルできそうな品物と連絡先を書きます。たとえばあなたの愛読書をただ処分するのではなく、図書館や卒業した学校などに寄付するという方法もあるかもしれません。これらは生前によく調べて書き残しておくことが大切です。

あなたがいなくなっても、思い入れのある物がどこかで生き続けるというのは素敵なことに違いありません。

できれば書いておきたいこと

最後に、色々な物の処分方法を書いていきましょう。遺品の中にはそのままでは処分しにくい物や一部だけ保存してから処分して欲しい物など、気をつけて取り扱ってもらいたい物もありますよね。そういった少し注意が必要な物について書いておけば、あなたもご家族も安心できます。

スマホやパソコンの処分

スマホやパソコンの保管場所、取り出しておきたいデータ、渡したい相手や処分業者の連絡先などを書きます。情報を取り出してから処分するときは、IDとパスワードも必要です。亡くなった後にでも個人情報が漏れることがないよう、これらの管理は厳重に行う必要があります。

スマホやパソコンはあなたの個人情報の宝庫です。使用しなくなった後でもそのまま処分すると個人情報が盗まれる危険性がありますので、信頼のおける処分業者に任せるようにしましょう。

動画や写真の処分

動画や写真の保管場所、渡したい相手、残った分の処分方法を書きます。現像した写真が大量にあるような場合は、そのまま置いておくと経年劣化してしまいますので、生前にデジタルデータにしてコンパクトに保存できるようにしておくのもオススメです。

MEMO

亡くなった後に動画や写真データのような個人情報が流失しないよう、取扱いには注意しましょう。特に不特定多数が見られるSNSに写真などを投稿すると、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。

人に見られたくない物の処分

人に見られたくない物、保管場所、処分方法を書きます。遺品整理業者に遺品の処分を依頼する場合でも、ここにある物だけは家族に処分して欲しいなどの希望があれば、それも書いておきましょう。あなたがいなくなった後は、すべての情報が見られてしまうと考えて、取扱いに注意して欲しい物があれば明記しておくと安心ですよね。

紙切れ一枚のエンディングノートが出てくる映画

ここで、紙切れ一枚のエンディングノートが出てくる映画「最高の人生の見つけ方」をご紹介します。この映画はハリウッドの名優、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが初共演した心温まる作品です。

あらすじ

仕事に人生をささげた大富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)と、家族のために地道に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)は、入院先の病室で知りあった。共に余命は6か月。やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無

謀にも病院を脱出。“やりたいことリスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。

by Sourse: シネマトゥディ

余命わずかな高齢男性二人が、世界中を旅しながらやりたいことをおもいきりやってみるという内容です。カーターは温かな家族に囲まれていますが、大富豪エドワードを気遣う人間は秘書だけ。周囲の人間を見るだけでも、二人の生き方の違いがよくわかります。

ここで二人が作った「死ぬ前にやることリスト」をちょっと見てみましょう。このリストは1枚の紙に走り書きしてあるだけのメモですが、このメモが彼らにとってはエンディングノートと同じ役割を果たしています。

  • スカイダイビング
  • 世界一の美女にキスをする
  • 入れ墨をする
  • マスタングを乗り回す
  • サバンナを駆け巡る
  • ピラミッドを見る
  • 万里の長城を走る
  • 香港に行く
  • 荘厳な景色を見る
  • 泣くほど笑う
  • 見ず知らずの人に親切にする
  • 絶縁していた娘と再会する

二人にとってのエンディングノートである「死ぬ前にやることリスト」は走り書きの紙切れですが、一つ経験して消していくたびに達成感が生まれていきます。このことからもわかるように、エンディングノートはメモ程度でも十分役に立つものなのです。

リストの中にある項目は簡単に達成できそうなものもあれば、達成できそうにない難しいものもありますよね。「世界一の美女にキスをする」というのは、いかにも男性らしくて微笑ましい感じがします。余命わずかということで子どものように純真な心に戻った二人が、やりたいことを次々に実現していく姿は爽快感があります。

そして世界中を冒険しながらやってみたかったことをやっていくうちに、二人は本当にやりたかったことに気づいていきます。人それぞれ幸せの形は違いますが、亡くなってしまったらあの世には何も持っていけませんよね。では、今生きている間に最高に幸せを感じられることとはいったい何なのでしょう…?

この映画を観れば、エンディングノートの目的の一つである「後悔しない人生の終え方」がわかるかもしれません。

MEMO

この映画の原案を元にした日本映画「最高の人生の見つけ方」もあります。こちらは女性二人が主人公なので、女性にはこちらもオススメします(主演は吉永小百合と天海祐希)。

まとめ

ここまで、エンディングノートの簡単な書き方についてお伝えしてきました。書いておきたいことがたくさんある中で、今回は「遺品について」の部分を見てきました。どんな内容だったかサラッとふり返ってみましょう。

必ず書いておきたいことは、次の3項目

  • 遺品整理の生前予約
  • ペット
  • 解約の手続き

基本的に書いておきたいことは、次の5項目

  • 銀行口座の自動引き落とし
  • 各種IDとパスワード
  • 形見分けとメッセージ
  • 価値ある品物(宝物)
  • 遺品の寄付とリサイクル

できれば書いておきたいことは、次の3項目

  • スマホやパソコンの処分
  • 動画や写真の処分
  • 人に見られたくない物の処分

紙切れ一枚のエンディングノートが出てくる映画は、ハリウッド映画の名作「最高の人生の見つけ方」

あなたがいなくなった後も、大切にしていたモノは残ります。思いのこもった物の行方をきちんと決めておけば、不安が一つ消えて清々しい気持ちになれることでしょう。それから家族やペットに不安な思いをさせないためにも、遺品についてのエンディングノートを書くことをオススメします。

きちんと書くことが難しいという方は、映画「最高の人生の見つけ方」のように紙切れ一枚の「死ぬまでにやることリスト」を書くことから始めてみてもいいのではないでしょうか。きっと新しいあなたが見つかるに違いありません。

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