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遺体を生前の姿に戻して美しく保存する「エンバーミング」がスゴイ!

皆さんは「エンバーミング」という言葉を聞いたことがありますか?エンバーミングとは、カンタンに言うと「特殊な処理を施して、ご遺体を生前の姿のままに美しく保存する技術」のことです。
通常、ご遺体はそのままにしておくとどんどん腐敗が進んでしまいますよね。日本では長年、火葬するまでにご遺体の腐敗が進まないようにと、ドライアイスなどで冷却することがほとんどでした。

これに対してエンバーミングを施したご遺体は、冷却せずとも腐敗せずに保存できるようになります。エンバーミングはアメリカで発達した技術ですので日本人にはあまりなじみがありませんが、近年、さまざまな事情から日本でもエンバーミングを希望される方が増えてきました。
ところで、エンバーミングができる技術者を「エンバーマー」と呼ぶのですが、2019年11月22日(いい夫婦の日)にご結婚されたタレントの壇蜜さんは、実は「エンバーマー」として活躍されていた時代があったのです。妖艶なイメージの壇蜜さんが、目立つことのないエンバーマーというお仕事をされていたとは驚きですよね。

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壇蜜さんの芸名はご本人が考えられたものですが、「壇」は仏壇、「蜜」はお供え物を表しています。芸名からして葬儀や供養と深い関係があったのですね。

さらに驚くべきことに、海外では「エンバーミングを施したご遺体をバイクに乗せて、そのバイクごと埋葬する」という信じられないようなニュースまであります。いったいエンバーミングとはどんな技術なのでしょうか?
今回は、このように不可能を可能にするエンバーミングについて色々な角度からわかりやすくお伝えしていきます。

エンバーミングでできること

エンバーミングは日本語で「遺体衛生保全」と言い、専門的な技術を施して「ご遺体を衛生的に保存する技術」のことを指します。エンバーミングを施したご遺体、冷却することなく10日から2週間もの間保存できるようになります。

エンバーミングには、長期保存以外にも「生前のお姿に修復すること」や「感染予防」という目的があります。そのため事故や病気で変わり果てたお姿になってしまったご遺体をお元気だった頃に近づけることもできますし、感染が心配でご遺体に触れられないというようなツライ状況も緩和することができます。

ご遺体の腐敗が心配で落ち着いてお別れができなかったというような心残りをなくすためにも、エンバーミングはこれからますます求められていく技術の一つといえるでしょう。

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火葬が主流の日本では、エンバーミングは一般的ではありませんが、アメリカやカナダのような土葬が主流の国では、90~95%のご遺体がエンバーミングを施されます。その他、イギリスや北欧では70%、シンガポールでは70%というように、エンバーミングが常識となっている国もあるのです。

では、エンバーミングについてもう少し細かく見ていきましょう。

エンバーミングの目的と処置

エンバーミングには、次の3つの目的とそのための処置があります。

  • ウイルスや細菌の感染から守るため、ご遺体を殺菌・消毒します。
  • 腐敗の進行を抑えるため、薬剤を注入します。
  • 生前のお姿に近づけるため、修復と化粧をします。

これらの処置の結果、ご遺体は衛生的に安全となるので、ご遺族はゆったりとしたお別れの時間を持つことができます

専用の薬剤を注入すると、青白かった肌が血色を取り戻して臭いも軽減するなど、エンバーミングの技術は目を見張るものがあります。エンバーミングは、ご遺族に生前の元気だった故人を思い出させてくれる魔法のような技術とも言えますよね。

次に、気になる費用について見ていきましょう。

エンバーミングの費用

日本でエンバーミングをするときは、全国にあるIFSA(一般社団法人 日本遺体衛生保全協会)(http://www.embalming.jp/)のエンバーミング施設などにご遺体を搬送して処置することになります。また、近年では移動式のエンバーミング専用施設も出てきています。

費用は、ご遺体の状況によって変化しますが15万~25万円程度で、この金額は日本遺体衛生保全協会によって決められていますので、どこの葬儀社に依頼しても同じような金額になります。ただし施設までのご遺体の搬送費用は別料金ですので、場所によっては高額になることもあります。

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  • 日本ではまだエンバーミングが一般的でないため、通常のご遺体の処置である「エンゼルケア」をエンバーミングと混同するようなことがあります。しかし通常行われる「湯かん、身支度、死化粧、ドライアイスによる保存」などは、エンバーミングとは全く異なるものですので、ご依頼される際は内容をよくご確認ください。
  • 2009年にアカデミー賞 外国語映画賞を受賞した、本木雅弘さん主演の「おくりびと」は、エンゼルケアを行う「納棺師(のうかんし)」が主人公の映画でした。

エンバーミングのメリットとデメリット

ここで、エンバーミングのメリットとデメリットを確認してみましょう。

メリット

  • 冷却なしで10日から2週間ほども保存できる
  • 感染症や腐敗の心配が減り、ご遺体に触れることができる
  • 死後硬直がなくなり血色も良くなるので、見た目を改善できる
  • 事故や病気で変わり果てたお姿になっても、修復で生前の面影を取り戻せる
  • 海外で亡くなった場合など、長距離でもご遺体を移動できるようになる
  • お別れの時間をゆったりとることができる

デメリット

  • 今までのご遺体の処置よりも、費用がかかる
  • ご遺体から血抜きをして防腐剤を入れるなどの処置をするので、心理的に抵抗を感じることがある
  • エンバーミングを行う施設の数が少ないため搬送に時間がかかることがある
  • 搬送や処置の間など、ご遺体と離れる時間が発生する

メリットとデメリットがわかったところで、実際に日本でどのくらいの方がエンバーミングされているかを見てみましょう。

日本のエンバーミング処置件数

出典:IFSA(一般社団法人 日本遺体衛生保全協会)

1988年に日本初のエンバーミング施設ができたときには年間191件だったのが、2017年には42,760件にもなり、その割合は年々増加しています。特に東京などの大都市では、死亡者数に対して火葬場の数が足りないなどの問題があり、ご遺体を長期保存する必要性が高まっているので、今後エンバーミングの処置件数はますます増加するでしょう

驚きのエンバーミング活用事例 ~バイクごと埋葬の動画~

エンバーミングの歴史が長いアメリカでは、日本人からすると信じられないようなご遺体の扱いをしているところもあります。次の動画は、バイク好きな故人をバイクに乗せたままお墓に埋めたというニュースです。

82歳で亡くなったこの男性はエンバーミング後に、安らかなお顔でバイクに乗っています。娘さんは「父は好きなところにどこでも行けるのよ。彼は素晴らしい最期を飾った人物だわ。」と、とても誇らしい気持ちでお父様を送り出しています。

もちろん、エンバーミングがなくてはこのようなことは不可能です。エンバーミングは本当にすごい技術ですよね。日本人の感覚からすると、このような埋葬のしかたは驚きですが、娘さんの表情を見ていると深い愛情からこのような形をとったということが伝わります。

まとめ

今回は、日本人にはまだなじみのないエンバーミングについてお伝えしました。どんな内容だったかサラッとふり返ってみましょう。

  • エンバーミングとは、ご遺体を生前の美しいお姿のまま保存する技術
  • タレントの壇蜜さんは、エンバーマーとして活躍していた
  • エンバーミングすると、ご遺体を冷却なしで10日~2週間もの間保存できる
  • エンバーミングの主な目的は、長期保存、感染予防、生前のお姿に修復すること
  • エンバーミングを施すと、故人とゆったりお別れできる
  • エンバーミングの費用は15万~25万円だが、専用施設までの搬送費用は別料金
  • ご遺体の処置であるエンバーミングとエンゼルケアは全く別のもの
  • エンバーミングにはデメリットもあるので、行う前によく考える
  • 日本のエンバーミング処置件数は、年々増えている
  • 海外では故人の幸せを考えて、積極的にエンバーミングを活用している

ご遺体に触れるのは感染症の問題があるのであまり良くないと言われてきましたけど、実際に身内が亡くなってみると「触らずにはいられない」気持ちになりますよね。たとえ魂が抜けた状態であっても、やっぱりご遺体は愛しくて尊いものなのです。

これまででしたら事故や病気で変わり果てたお姿になってしまったご遺体は隠すように早く火葬して、きちんとお別れができないようなこともありました。しかし、このような場合でもエンバーミングで修復すれば、きちんとお別れできるようになるかもしれません。

故人とのお別れは、心ゆくまでゆったりと行いたいものですよね。エンバーミングによって作り出された最期のひとときは、ご遺族が悲しみを乗り越えて新たな第一歩を踏み出す手助けとなることでしょう。

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